2008'02.26 (Tue) 22:22
先月“黒姫山を考える”という同じお題で書いたばっかりだが、
また黒姫山に行ってしまった・・・。
連載ということで“その2”としよう。
これで黒姫山は6回目。
①東尾根 ②東尾根 ③御巣鷹山 ④北東面 ⑤北東面 ⑥南面
里から見ると冬でも黒々としている黒姫山。
滑る面によって楽しみ方は色々。
パウダー狙いなら東面。
分厚い針葉樹の鎧に守られ、晴れてもパウダーは保持される確率大。
雪の深さといい、斜度といい、申し分なし。
気温が上がって悪雪になったら、かなり手ごわいかもしれない・・・。
パウダーのバリエーションとしては北東面。
ただ、これがどうもビミョー。
2006年1月に行った時は、良い記憶しかないのだが、
今年の1月に行ってみると、ただの藪斜面。
ちょっとしたルートの違いで、藪につかまるか、疎林に当たるか・・・。
北東面はあくまでもバリエーションかな・・・と。
快適ツアーには御巣鷹山。
内輪山である御巣鷹山は本来黒姫山の主峰だったとしてもおかしくない。
外輪山の最高点よりも7m低いだけで、
登山道もないマイナーな山となってしまっている。
同じような形をした妙高山。
外輪山の最高点よりも100m飛び出していて、こちらは立派な百名山。
外輪山の最高点である三田原山には登山道がない。
この差は大きいなあ・・・。
御巣鷹山へは通常、戸隠大橋から入り、大ダルミを経由して、
御巣鷹山の本体へと取り付く。
滑りと言うことに関しては、欲求不満で下山する可能性大。
しかし、ツアーとしての満足度は高いと思われる。
大ダルミあたりの雰囲気もいいし、景色もバラエティに富んでるし。
さて、今回の南面。
初心者歓迎お手軽ライトツアーといったところか。
針葉樹のイメージが高い黒姫山において、
南面は広葉樹が疎らに生える尾根がルート。
なかなか明るくて結構!
ただ、南面の疎林ということで、太陽の影響をモロに受けると思われる。
パウダー狙いなら、天気の悪い日に!
でも、黒姫南面はお天気の良い日にまったりとツアーするのがよろしいかと・・・。
他に黒姫山に可能性を見出すとすれば・・・
2053mの最高点から南東面を滑る。
下から見ると、疎林のラインがある。
近い将来実現の可能性ありか・・・?
御巣鷹山の北斜面。
北西面も同じく。
地図で見る限りは、そそる等高線の配列だ。
問題はアプローチ。
登りはスキー場を使ったとしても、
滑った後は、山麓の林道を延々と歩いて戻るしか手はないか・・・?
苦労は多そうだが、チャレンジしてみても面白いなとは思う。
ちょっと内陸に入っているので、弱い冬型なんかの時には重宝。
荒れ模様でも濃い樹林が守ってくれる。
そんな黒姫山にはまだまだお世話になりそうだ。
2008'02.18 (Mon) 21:19
土曜仕事、風邪、天気悪い・・・
ゲレンデでお茶をにごすかな。
前々から行ってみたかったシャルマン。
ここは、自然のままの地形がゲレンデになったという、
アライがなくなった今、数少ないスキー場。らしい。
ここ1週間、たっぷり雪も降ったことだし、
行くなら今週しかない。
白馬は少ないが、小谷は大雪。
能生から山に入ると、積雪はうなぎ登り。
シャルマン手前では、道路の両端は高い雪壁となり、期待は高まる。
・・・が、駐車場に着くと、あまり新雪が降った形跡なし・・・。
9時ごろに着いて遅かったかと思ったけど、整備が遅れたようでちょうど開店したとこ。
一応、新雪は40センチとのこと。
まずは1本目。
重い、深い、走らない・・・。
雪は片栗粉状態で、お世辞にもパウダーとは呼べない。
かなり斜度がないと止まってしまうような感じだった。
これは期待大ハズレ!
ホントに40センチも降ったのかなあ・・・
風で完全に結晶が砕かれてしまったか、風でリセットされただけか・・・。
小谷が降って、ここで降らない、は考えにくい。
まあ、細かいことは良くわからないが、これじゃあ楽しくない。
4,5本滑ったら、風邪のせいかしんどくなったので休憩。
腹は減ってなかったが、メシにする(11時前)。
ここは海鮮モノのメニューが豊富。
それに逆らってかきあげうどんを頼むと、こんなん出てきました!(上の写真)
さあ、後半!
・・・と意気込みたいところだが、この雪ではなあ・・・。
もう2,3本でいいや、という雰囲気だった。
天気は朝は曇りベースだったが、休憩前後から雪ベースに。
日本海側特有のドバドバ降り。
そのおかげで、朝よりも板が走るようになってきた。
お客さんもだいぶ減ったのもあるし。
もーいーモードになりかけていたが、午後からの方が楽しめた。
☆シャルマン インプレッション
今日の重雪はさておいて、
ゲレンデ自体はとっても楽しいスキー場。
普通のスキー場のコース外みたいなところがコースになっている。
ツリーあり、壁あり、穴あり・・・
視界不良のなか、時々現れる林道みたいなところで撃沈するも楽しい。
とはいっても、山ほどの楽しさはないかな・・・。
でも、他に比べるとかなり山に近いシチュエーションなので、
これから山を目指す人の練習にはもってこいかも。
あと、リフトのレイアウトが気に入った。
レイアウトといっても、実質リフトは1本しかないのだが・・・。
クワッドが山麓から山頂に架かっていて、
この1本のみで、全エリアをカバーしているのだ。
しかも、そのクワッドがフード付なので、荒れてても快適この上なし!
ゴンドラは結構面倒だからなあ・・・
フード付が一番ありがたい。
雪まみれになるので、アフター温泉は必須。
市営の権現荘というところに行ったが、770円で目が点!
市営だから安いと思っていたのに。
温泉付のパックリフト券にするべきだった。
以上
2008'02.12 (Tue) 10:22
2年前は悪天、昨年は雪不足で流れていた、このエリアへの出動。
今年も天気は微妙で、雪も多いとは思えなかった。
東北や頚城方面への転進も考えたけど、ここは初志貫徹!
★大品山(2月9日)
らいちょうバレースキー場トップ(9:20)⇒瀬戸蔵山(10:00)
⇒大品山(10:55~11:30)⇒粟巣野スキー場(12:15)
午後から南岸低気圧がくるようで下り坂。
午前中に片付けるべく、半日行程の大品山へ。
この読みがズバリ当たって、展望は高曇りでスッキリしないものの、
下山して風呂から上がったら雪が降り出す・・・というタイミングのよさ。
らいちょうバレーのゴンドラで一気に稜線へ。
そのあとは、アップダウンの多い楽しい尾根歩き。
大品山からの滑りは、期待はしていなかったが、それ以下のポテンシャルだった。
滑り派には物足りないだろうが、ツアーとしては面白い。
メインのレポートはHPへ ⇒ こちら
大品山へと続く尾根
翌日の日照岳に備えて、白川郷まで移動。
白川郷はなにやら賑わっていて、どうやらライトアップをやるらしい。
面白そうだから行ってみるべ!
恐るべし、世界遺産!
夏休み中の週末に来た時よりも、ずっと人が多かったような・・・。
雪降りにもかかわらず・・・。
とくに、カメラマンの姿が目立った。
湿った雪で寒かったけど、車中泊の暇つぶしにはもってこいであった。
★日照岳(2月10日)
R156駐車帯(7:40)⇒P1534(10:40)⇒日照岳(12:05~30)⇒駐車帯(13:40)
天気はくもりで予報通り。
午後は回復傾向なので、樹林の日照岳を選択。
山頂に着くころには晴れていて欲しい・・・という目論見だ。
駐車帯には先客1台。
和歌山ナンバーだったので、もしやOBAさんか・・・?
途中で追い付いたら、やっぱりそうだった。
ラッセルありがとうございま~す!
浅い谷から尾根に取り付く。
1534mのJPまでは斜面になっているが、そこからは尾根歩き。
滑りが楽しいのは、ここから下かな。
晴れてれば良い雰囲気なんだろうなあ・・・・
と思いながら登っていたが、時々日が差す程度で、
とうとう山頂まで晴れることはなかった。
山頂からの展望もお預けとなってしまった。
白山方面の展望に期待していたのだが・・・。
天気が良ければ感じのよいところなんだけど・・・
滑りは1534mJPで違う尾根を少し下ってしまったため、
1534m下のおいしい斜面を半分トラバースで終えてしまった。
1160mの台地からは左の谷に入る。
ここは雪もまずまずで面白かったけど、少々藪が元気であった。
メインのレポートは ⇒ こちら
下山後は荘川の道の駅にある桜花の湯で入浴。
そして、明日は荒島岳、九頭竜の道の駅まで駒を進めて車中泊。
★荒島岳 途中まで(2月11日)
勝原スキー場(7:40)⇒スキー場トップ(8:30~40)⇒1204m南側のコル(10:35~55)
⇒1250m付近(11:30~12:15)⇒スキー場駐車場(13:00)
勝原スキー場のベースから登り始める。
ツボ足90%。
もともと滑りは期待してはいなかったが、前日にOBAさんより釘を刺されていた。
“スキーは面白くないよ・・・”と。
ツボ足トレースに阻まれ、登りにくかったが、景色はすこぶる良好!
稜線に出ると雪壁状の尾根となり、T世さんギブアップ!
荒島岳は秋の紅葉か、葉っぱの落ちた初冬にリベンジだ。
ギブアップ地点はちょうど展望台のような場所で、
白山、経ヶ岳、銀杏峰、能郷白山などの展望を満喫!
見慣れない山並みの展望だったので、とっても新鮮だった。
なんといっても白山の展望が圧巻!
滑りはシャクナゲ平手前のショートカットコースの谷へ。
ここが短いながらも軽いパウダー!
わずかだったがパウダーを滑ることができて満足!
尾根に復活すると、またもツボ足トレースが行く手を阻む。
この晴天に雪も腐り、修行の下山となってしまった。
・・・が、ヒーヒー言いながら滑るのもまた楽しいのである。
営業していないゲレンデは重パウ天国!
“パウ”とは呼べない重雪で、3月、4月に山でよくある雪質だ。
ここは練習とばかりに攻める。
撤退のおかげ(?)で早い下山となった。
あとは昼間の気持ちの良いドライブで平湯まで。
安房トンネルを抜けると暗くなって、ドライブは終了し帰りモード。
メインのレポートは ⇒ こちら
会心の山登り!ってのはなかったけど、
それぞれキャラクターの違う山を3つ登ることができて、
充実した3連休を過ごすことができた。
初めてのエリアというのは、ドキドキするし新鮮。
新たな候補もみつけられたし・・・。
2008'02.03 (Sun) 22:31
未明から深深と降るカミ雪。
四阿山に行く予定だったけど中止してゲレンデスキー。
四阿山は天気の良い日に行かなくては!雪は悪そうだが・・・。
それにしても今年はカミ雪が多い。
この点に関しては、長期予報は当たってるかな。
どこに行こう・・・
結局サンアルピナ。
一番リーズナブルに入れる青木湖からイン。
今日は10数年ぶり3度目のスキーだという○瀬さん、
せっかくの山デビューが先送りとなった○塚君、
あと、マキさん泡、いつもと違うメンバーで滑ってきた。
2008'02.03 (Sun) 22:26
またまた行ってしまいました、大渚山。
これで8回目かな?
2007年3月
2006年6月(無雪期)
2006年4月
2006年1月
2005年3月
2004年1月
2003年3月
2002年4月(記録なし)
今回は前から気になっていた北面に滑り込むことが目的。
プランは大草連から大渚山に登り、北面を滑って林道で湯峠、
そして再び大渚山に登って、南面を滑って大草連に戻るという、欲張りプラン。
しかし、重くて深いラッセルなどで時間切れとなり、念願の北面は滑れずじまい。
欲張ったプランが仇となってしまった・・・。
次回は栃の木亭から北面だけを狙おう!
大草連(7:40)⇒大渚山(12:20~13:00頃)⇒大草連(14:55)
今週はずっと冬型。
白馬は降っていないが、小谷より日本海側はそこそこ降った。
小谷温泉入り口あたりの国道は雪が少ないけど、大草連まで入ると積雪はウナギ登り。
それでも例年よりは少ないかなあ・・・・?
昨年よりは数倍も多いけど。
台地状の尾根に上がるとブナ林が広がる
集落のてっぺんから段々田んぼ(?)を登りはじめる。
先行者はナシで、いきなり重い雪のラッセルとなった。
いつもなら林道を平原まで出てしまうが、今回はチョイ手前から尾根に取り付く。
台地状になる手前は急坂になっているため、本日山デビューの2名は少々てこずっていた。
・・・というか、山デビュー者がここをあっさりと登ってこられても困る。
天気は概ね高曇りで、展望は良好。
ただ、空が白いので景色的には今ひとつ。
尾根が台地状になってからは、みんなで交替でラッセル。
普段ラッセルしない人もラッセルに加わったりで、楽しく登っていく。
ま、この時点で今日の北面突入はあきらめていた。
今日はいつものように南面滑るだけで、十分楽しめそうだし。
5時間近くかけて山頂に到達。
湯峠から登ってきた人はいなさそう。
後ろからも来てないようだし。
どうやら今日の大渚山はボクたち7人だけだったみたいだ。
いつもは、たいてい誰かいるんだが・・・。
登頂のご褒美は雨飾山。
なかなか格好いい形をしている。
この山は角度によって、いろいろな形に見えるから面白い。
晴れてれば逆光でしら~っと見える後立山だが、
今日は良いだか悪いだか高曇りなので、かなりクッキリと見えている。
如何せん空が白いので、絵としてはイマイチ・・・。
今日の大渚山山頂は無風。
たいてい風があって、雪庇の陰で休むのだが。
この時期お持ち帰りになる確率の高いビールも、しっかり消費。
滑降準備ものんびりとやることができた。
滑る斜面まで移動して穴掘り。
1mほど下にずれる面があったが、かなり安定してそう(・・・と思う)。
ま、ここ最近はずっと気温の低い日が続いてるし、放射冷却もなさそうだし。
滑り出し点に立つと、ちょっとヤブが濃い目に見えたが、滑るには影響なし。
影響があるのは、この重くて深い雪。
板がなかなか出てこず、けっこう苦労した。
本日デビューの馬さんは、この重深雪に見事玉砕されてしまった。
デビューがこの雪では仕方あるまい。
もデビューのう一人の平君は、怖いもの知らずで暴走族になっていた。
2段目の斜面になると、底なしだった雪が、やや底ありに感じられるようになり、
また、時々軽い雪にもなったりで、やっと気持ちよく滑れるように。
上から見て濃そうだったヤブも、意外と隙間があって、旗門に見立てて滑れる。
もう一つ下の斜面はさらにヤブが薄くなり、雪も下に行くほど良くなった気が・・・。
最後の緩い牧場みたいなところは、さすがに途中で失速して止まってしまった。
林道は登りトレースまではラッセル。
しばらくでトレースに辿りつき、そこから先はボブスレー。
ヒザ下の深さのトレースはきれいに直角で残っていて、
緩いカーブは曲がろうとしなくても、勝手に曲がっていってくれた。
しかし!急カーブではかなりテクニカル。
結局、オーバースピードでコースアウト!
最後の田んぼ滑りは薄皮モナカ状態で、こちらもかなりテクニカル。
田んぼの段を直に滑ると板が突き刺さり、なんども頭から突っ込んでしまった。
これもまた楽し!
無事、大草連に帰還。
デビュー者2名にとっては難易度の高い雪質だったが、
何事もなく終わってメデタシめでたし!
次はもっとスッキリしたところに行きましょう!